sucre d’art〜アメ細工〜当時、平均17~20時間くらい仕事していたのですが、実は1日1時間と決めて毎日家で練習していました。当時働いていたお店のシェフに「コンクールで賞を獲る事が大事ではない」と教わりました。おそらく、環境に左右されずに自分の目標を毎日継続する事が大事なのかな、と思っています。夏をテーマにひまわりと川遊びをイメージして作ったピエスモンテでしたが、まだまだ技術不足でひまわりの咲かせたい方向は変わってしまうし、最上部にあったシュクレスフレで作った自信作の魚は落下したり、結構まだまだ課題の残った一枚目のアメ細工。絵もアメで描いていて、50時間かけました。アメ細工は湿度が天敵で、毎日やってると身体で部屋の湿度がおおよそ何%なのか分かるようになりました。冬は安定して湿度が低く30%くらいに落ちるので作業しやすく、夏場は50〜70%あるので大変です。艶がなくなってしまいます。モンタージュ(組み立て)は難しくて、周りに教えてくれる人がいなかったので随分苦労しました。土台はアメランプでじっくりと全体を温めてからモンタージュしていかないとひび割れます。アメ細工をモンタージュするケースも特注でオーダーするのですが、当時一番強力だった乾燥剤を入れるスペースや、クリアケースや足場が動かないようにL字の止めパーツを依頼したり、いろいろと大変でしたが、やはり頑張った事ってのは楽しい思い出です。
draw a picture〜スタジオジブリの模写〜20代前半に、貴重な休日に画力が衰えてないか心配で描いたものですが、今はもう描いてないので、さすがに高校生の時の画力にすら届きません。一枚目は「もののけ姫」です。これは下書きから4時間で描きあげているので、アップにすると結構ザツです。2枚目は「となりのトトロ」。サツキとメイの家です。こちらは8時間くらい。ドラゴンボールのカメハウスにも似てる気がしますが。3枚目は「思ひでぽろぽろ」。こちらも8時間くらいかかっています。模写ですので、色を似せる作業が苦労します。いずれもポスターカラーで描き上げました。
assiette Dessert Contest〜コンクール出品作品〜コンクールに出品して、無事もれなく書類落ちし、1度もコンテストに参戦できなかった小さな宝物たち。最初の紅葉が飾ってある『メープル』が1番仕上がった作品だったのですが、ほんとに残念でした。容器はチョコレートでできていて、膨らませた水風船(水なし)にテンパリングしたチョコレートをつけて、固まったら風船に楊枝をさして穴を開けるとチョコレートの器になります。中身は、メープルミルクティーとモンテリマールパルフェで、何言ってるかわからないかもしれませんが、美味しかったです。もみじと後ろの飾りのショコラもこだわって作っています。2つ目は、ゆずのソルベとジンのグラニテ(ソルベより糖度が低いもの)。これもお決まりですが残念ながら書類落ちでした。3つ目は、一番最初に出品したもので、アイスデザートです。若かったのでこれは技術も甘いし、味も多すぎて、そこが通らなかった理由な気はします。美味しかったです。